不動産鑑定士に興味のある方へ、不動産鑑定士をまったく知らないという方にも
将来の進路や仕事のヒントを見つけていただくため、漫画で資格やお仕事の魅力をご紹介!
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「不動産鑑定士」は
どんな資格なの?
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自分が住んでいるお家、どのくらいの価格かわかりますか?
お父さんやお母さんが勤めている会社やお店、
ショッピングセンターや遊園地などはどうですか?
1億円?10億円?
もしかしたら100億円?
なかなか想像できませんよね。
いろいろな不動産の価値を判定して
価格や賃料で示すという仕事をしています
一度取得すれば
生涯有効な資格!
専門資格職業「士業」と言われる10の仕事
- 弁護士
- 弁理士
- 税理士
- 司法書士
- 行政書士
- 公認会計士
- 土地家屋調査士
- 社会保険労務士
- 中小企業診断士
- 不動産鑑定士
専門性が高くプロフェッショナルとして
社会で広く必要とされている国家資格
不動産鑑定士は、不動産の価値を求める鑑定評価を主な業務とする、不動産分野の最高峰の資格です。
不動産の鑑定評価は国から認められている独占業務で、不動産に関するコンサルティングも業務の一環です。
不動産鑑定士の資格に有効期限や更新はなく、一度資格を取得すると生涯活躍することができます。
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平均年収
平均月収約49万円・年間ボーナス約166万円
参照:厚生労働省が2019年 『賃金構造基本統計調査』
平均勉強時間
年齢や学歴などの受験資格はありません
合格率
不動産鑑定士試験では、「短答式試験」と「論文式試験」の2種類の試験合格が必要です。
短答式はマークシート方式、論文式は記述式、論文式試験の対策が難しく、
多くの受験者が資格予備校やスクール、通信講座を活用して勉強を進めています。
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- 短答式試験
- 33%前後
- 論文式試験
- 15%前後
- 最終合格率
- 約5%
合格者の年齢平均
論文式試験にて、合格者の年齢分布は最高齢が61歳、最年少が21歳となっており、
合格者年齢平均が34.6歳になっています。
合格した後、1~2年の実務修習期間があり、
クリアすることで「不動産鑑定士」としての登録申請が可能になります。
- 参照:
- 国土交通省 合格者の属性等について (令和3年不動産鑑定士試験論文式試験)
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- 34.6歳
不動産鑑定士の一日
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不動産鑑定士は幅広い経験ができるんです!
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不動産の価格は日々変化していて、多種多様なため、その経済価値の判定には専門的な知識が必要です。
不動産の専門家である不動産鑑定士は、不動産に基づく経済活動の一翼を担うエキスパートです。
不動産鑑定士の主な業務
-
不動産鑑定評価
国や自治体が実施する地価公示などの公的評価や、売買、相続、裁判などの他、
不動産融資に係る担保価値の評価や、不動産の証券化に係る鑑定評価など -
調査分析
不動産価格の将来予測や不動産投資のための判断材料となる調査・分析
-
コンサルティング
不動産の有効活用、都市開発のための最適なアドバイス
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その他にも
色々な業務に携われます
-
テナントリーシング -
アドバイザリー業務 -
M&A -
不動産担保 -
固定資産税評価 -
施設計画検討 -
市街地開発 -
海外不動産 -
リゾート開発
例えば!こんな仕事をしています!
-
県庁や区役所 -
外国人投資家 -
専門家の助言や支援 -
アドバイザリーファーム -
金融機関 -
商業施設・物流倉庫
不動産鑑定士の
やりがいとメリット
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-
独占業務がある
不動産鑑定の内容と結果を示す「不動産鑑定評価書」は、法的な効力を持つ文書です。
不動産の鑑定評価は、不動産鑑定士の独占業務であり
無資格や他の資格では行うことができません。 -
希少性が高い
不動産鑑定士の登録者数は約8,500人(令和4年1月、国土交通省)と、
希少性の高い資格となっています。 -
就職・転職の幅が広い
不動産鑑定の知識や経験は、鑑定業者での仕事以外にも、不動産会社や金融機関、
投資ファンド、コンサルティング会社、官公庁、鉄道会社や商社など、
不動産を取り扱うすべての業種で役に立ちます。 -
ステータス・信用力が高い
不動産鑑定士は、不動産関連資格の最高峰に位置づけられる国家資格。
弁護士や公認会計士と並ぶ三大国家資格と称され、社会的な信用度が高い資格です。 -
一生有効な資格で生涯現役
不動産鑑定士の資格があれば、転職や定年後の再就職も有利になることがあります。
また、独立開業して「生涯現役」も目指せる資格で、
「一生有効な資格」という特性は、とても大きなメリットです。 -
安定的な高収入
地価公示や固定資産税の評価、不動産競売に係る評価など、
公的機関からの仕事が安定的に見込まれます。
さらに、金融機関の担保評価や一般企業の不動産ビジネスに関連して、
民間の不動産評価ニーズを獲得したり、
また、弁護士や税理士などの他士業との連携を深めることで、
さらなるステップアップを目指すこともできます。